北京ウーブン
プロジェクト一覧に戻る- 場所
- Beijing, China
- 年
- 2009
- チーム
- Principal Architect: Keiichiro Sako
- Interior Design
- SAKO Architects
高層ビルのワンフロアを占める四川料理レストランのインテリアデザイン。10室の閉じた「個室」と、23室の緩やかに囲まれた「半個室」で構成されています。
「個室」は、天井高さと同尺の800本を超える角材を少しずつ水平と垂直の両方向にずらすことで、波打つ壁をつくり出しました。
「半個室」は、3mm厚の木板を格子状に編み込んだパーティションで区切られています。格子面を平面的に襞のようにうねらせることによって、円形の「半個室」を交互につくり出しています。柔軟さと硬質さを合わせ持った格子面内側からの光が、その外側に美しい陰影をつくり出します。
「波打つ壁」と「襞のような格子パーティション」に挟まれた通路の天井には、キャンパスを切り裂いたような照明を施し、緩やかにカーブする落ち着いた雰囲気の空間になっています。
入口では、ガラス・水・鏡・鏡面ステンレスを用いた水槽と、唐辛子を想起させる赤い光が客をお迎えします。