写真 © Yoshiharu Matsumura
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夙川の家

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場所
兵庫, 日本
2011

夙川駅徒歩3分で、神戸・大阪の中心に位置する閑静な住宅地。前面道路は4.5mだが、北側には石貼りの高い塀のある敷地だった。
この敷地に対して、仲の良い施主ご家族は皆で過ごせる気持ちよい空間を希望された。辿り着いたのは街に開放されたオープンスペースと六甲山の山並みを見渡す3層構造。建物のヴォリュームを敷地奥に設定し、道路に対して圧迫感を与えないよう配慮した住宅である。
結果地下1階、地上2階建てとなり、ガレージ屋根を建築面積から外すことができた。外壁仕上げはモルタル跳付とし、以前からこの地にあったかのような、バナキュラーな雰囲気を与えた。
植栽が配された長いアプローチの奥、差込む優しい光に導かれ、日常の喧騒から離れたところに玄関がある。
扉を開けると既存石貼塀と連続する庵治石壁と無垢板貼の壁に囲まれた空間が広がる。ここはゲストルームも兼ねたバレエの練習室であり、鏡の壁面が空間の広がりを感じさせてくれる。建蔽率40%の規制と高度斜線制限をクリアするため擁壁を建て地盤面の操作を行った。
1階に寝室や水廻り、納戸など生活のプライベート部分をまとめ、階段はそのまま2階へと誘う。2階は大きなテラスと連続する一つの空間。
眺望と風の抜け、西向きを考慮して壁面収納で開口を低く抑えることで、西日と共に深い庇の存在感も和らげている。北側の借景を取り入れた開口計画が隣地の植栽を通してさらに視覚的効果を高め、日々の生活に気持ちよさを与えてくれるだろう。各階をずらしてヴォリュームの抜けを創り出し威圧感を抑えながら、容積確保の両立を意図している。

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