ニッケてとて加古川
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- 2014
18人のお年寄りが生活するグループホームです。運営単位である9人x2ユニットをよりコンパクトな3人単位の箱に分け巴型に配置することで、空間の単位を住宅サイズにあわせるとともに、お年寄りの生活に町並みのような変化と居場所の選択枝をもたらします。
周辺の伝統的な社宅群と形状に合わせた切り妻の大屋根に対し、内部に配された箱を数度回転することで、軒下から内部へ連続する空間を実現しています。また屋根裏で拡散する光を、天井面に配置された小窓から室内に落とすことで、日常生活の中に気候・時間の変化を取り込みました。シンプルでコンパクトな計画でありながら、気ままで多様な居場所をもつ、開放性のある建物となりました。